2021年11月14日日曜日

修了生の論文受理と近況報告

昨年度修了した学生の論文が受理されました!

  • Toriyabe, A., Enari, H., Enari, H. S. and Saito, M. U. (in press) Habitat selection by non-native masked palm civets in a Japanese rural landscape, incorporating individual differences. Journal of Mammalogy.

庄内地方の農村景観でテレメ調査からハクビシンの環境選択とその個体差を明らかにしました。同所的に生息していても個体によって利用する環境が一部異なるようで、ハクビシンの環境利用の幅広さが示されました。ハクビシンの生息地選択についてしっかり調べた研究は少ないと思いますので、けっこう良い成果なんじゃないかなと思っています。

 

上記の報告ついでに、最近の様子もあげておきたいと思います。


後期に入ったので、研究室の遠足として男鹿水族館GAOに行きました。

小さめな水族館ですが、良いところですね。
 
 
猟師さんから熊肉をもらったということで、みんなで食べることに。
 
 アクがすごい。
 
熊肉は、熊汁と熊シチューになりました。おいしかったですが、煮込みが足りなかった気がするので、次の機会があればしっかり煮込みたいと思います。
 
 
10月下旬の演習林です。秋が深まってくるとこんな感じになります。
 
 この日はリスの調査で森林構造を調べました。
 
調査で頻繁に演習林に来ている学生曰く「紅葉、飽きました。」


11月に入って、毎年恒例になっている隣の研究室との3年生合同フィールド巡検をおこないました。地図の読み方やフィールドの歩き方を学びます。
 
薮を歩いたり、斜面を登ったり下りたり、小さなピークを目指したりします。
 
木々の隙間から水田を見下ろせるところもありました。
 
目的地にした名もなきピークにて。みなさん、なんだかんだ楽しそうに取り組んでいました。フィールドの後は温泉に立ち寄って、疲れを癒したり。フィールド行くのも、温泉行くのも簡単なのは、鶴岡の良いところですね。


適当にピックアップして紹介しましたが、年末も近づいてきているということで、佳境に差し掛かった調査やら室内作業やら解析やらでみなさん忙しそうにしています。

とくに卒業年度の人たちは大変になっていきますが、頑張っていきましょう。

 

さいとう