2021年9月18日土曜日

院生の論文受理

某所に出かけているあいだに、学生の論文が受理されました!

  • Watanabe, K., Kumagai, N. and Saito, M. U. (in press) Latrine site selection of raccoon dogs in a hilly area in northeastern Japan. Zoology and Ecology.

昨年度の卒論のひとつで、タヌキのタメフン場がどのような場所に形成されるか分析したものです。解析結果からは、尾根寄りの地形や広葉樹林にタメフン場を形成する傾向が示されました。タヌキのタメフン場の分布パターンの解析例は実はあまりないので、貴重な成果だと思います。

今回は局所環境の評価などをおこなっていないので、そのあたりは今後の課題になるかと思います。

さいとう


2021年9月12日日曜日

ひさしぶりの更新

すっかりブログをさぼっていました。気づいたらもう秋がはじまっていますね…。

研究室の学生たちは、調査、解析、ゼミ、学会参加と元気に研究活動に励んでいます。前回の更新以降に以下の2つの論文(いずれも卒論)が受理されたり、研究室発の論文もちょっとずつ出せています。

  • Yoshida, K. and Saito, M. U. (2021) Behavioral response of wild mammals to pre-existing and artificial latrines of raccoon dogs in northeastern Japan. Mammalia. in press
  • 本田鈴香・斎藤昌幸(印刷中)冷温帯におけるニホンリスの営巣場所選択:複数の空間スケールによる評価.景観生態学

他にも投稿中や修正中の論文が5-6本あるので、何とか受理されるように頑張っていきたいと思います。

 

下の写真は、最近3年生と予備調査で行った月山です。8合目は晴れてましたが、山頂付近は…。





さいとう